16 正の遺産

夜も更けた頃、ブロウニング家の庭に不審な人影が・・

泥棒「抜き足・・差し足・・勇み足・・・」

泥棒です。盗人です。

泥棒「警報機がない家はいいカモだぜえええ!!ヒーハー!」

盗まれたのはシャワー付きのバスタブです。
この家で一番高価な家財です。くそ、お目が高い・・。

しかも買ったばかりなんですよ、バスタブ。
また買いなおしか・・でもどうせ新しいのを買うなら・・

家ごと建て替えちまえ!とドーンと改装してみました。
さらに今度は警報機を設置したので泥棒が来ても大丈夫!

一度更地にしたので改装というより建て替えです。
今度は資金に若干余裕があったので「基礎」を建築しました。
(庭をいじるまでの余裕はなし・・)

ちょっと前までハイパーな貧乏だったのにどこから
建て替えの資金が出たかと言うと・・

これです。
報酬の「遺産」を使っておよそ34000シムオリオンをゲットしました。

キャリアの頂点も目前だし、寿命自体もほぼ目前なので(老齢はやや短めに設定)
残される子孫のために報酬ポイントを全部「遺産」につぎ込みました。

おかげでほら、テレビはデカイしソファーも2人掛けから3人掛けへ!

ピアノは結婚式のお祝いの品です。
今までのボロ屋では部屋が狭くて置けなかったのです。

ちなみにピアノを送ってくれたのはエズラの元ルームメイトです。

エズラ「このたびは頼んでもいないのに大層なものを・・」

お祝いを送ってくれたシムたちにはちゃんとお礼状も送りましたよ。

ブリジットのおかげで中流家庭くらいにはなれたと思います。
そんな彼女が外で食事をとろうとしていた時のことです。

医者?「うっ・・くるし・・!!」

市民「誰か!お医者様はいませんか!?」

なんか医者っぽい人が苦しんでいました。医者とは言え自分が苦しい時に
自分を治療することはできないと思うので・・

ブリジットの出番です。

ブリジット「ううん・・これは・・」

腹だし市民「医者が医者に診てもらうって何よ?おひょひょひょ」

恐らくこの腹だし市民もエズラと同じ「常識がない」特質の持ち主とみました。
指差し笑いは本当に感じ悪い・・。

ブリジット「さ、これを飲みなさい」

医者?「こ、これ?飲み込める・・かな・・?」

なんかどこかで見たようなカプセル・・と記憶の糸をたどってみたら
「ドクターマリオ」のあのカプセルだ!
確かに同じ色を4つ重ねればウィルスは消えそうです。

医者?「胃の中で同じ色を4つ重ねたら治ったよぉぉぉん」

薬をのみ込んだ途端、治りました。
「変な顔」をする余裕があるくらいに治りました。

1より2、2より3・・とシムの知能が上がってきているのを
実感していますがやっぱり「そこでどうしてなんでだよ!」と未だに突っ込まざるを得ない
シム人はつくづく噛めば噛むほど味が出る・・な存在なんだなと思います。

感謝しろとは言わない・・そこで何で変な顔なんだ、と。

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