02 盗んだバイクで走りだす・・ような日

急なバカンスに出かけてから3日目、ブリジットが帰ってきました。

ブリジット「今は8時だから二人とも学校に行っている時間ね」

ブリジット「・・ってあら?」

リセ「お、おかえりなさい・・」

この日、リセはティーン特有のホルモンの変化による反抗的な気持ちになっていた日でした。
「リオンと友達をやめる」だの「誰かをボコボコにする」だのダークな願望ばかりでるのです。

弟との関係を悪くしたくないし誰かをボコれるほど体力に自信もなかったので(そういう問題じゃない)
一番無難そうな「学校をサボる」の願望だけはかなえてみました。

バカンスから帰ってきて何のリアクションもせずパソコンゲームで遊んでいるので
スルーされんのかーと思っていたら・・

ブリジット「何で学校に行ってないの!?」

リセ「え、今怒るの?」

レスポンス悪いよ、かーちゃん。数時間後に急に怒り始めました。
とにかく怒られたからには反省しているフリをしなければなりません。

リセ「おとといからずっと家の手伝いしてんのにさらに手伝いなんて納得いかないわ・・」

子ども置いてバカンスに行っていたかーちゃんに怒られたくないよな・・と思いつつ
家の手伝いを指示しました。とにかく怒りを解かないとね。

ちなみにこの日は社会科見学の日だったのですがすっかり忘れてた・・。
「遠足の日なのに仮病使った」並にうかつでした。

リセが反省していると思ってくれたかーちゃんが許してくれました。

ブリジット「もう学校サボっちゃダメだからね」

リセ「分った。分ったから運転の仕方教えて」

運転教習をしたことがない私は全くその気持ちは分らないのですが
そういえば自転車の練習は確かに楽しくなかったな、という思い出がよみがえってくるくらいに
楽しさゲージが下がっていきます。

ブリジット「とにかくブレーキとアクセルの区別だけはちゃんとつけなさい」

私は左ウィンカーをつけた車が右に曲がってきて轢かれそうになったことがあります・・。

運転で疲れた気持ちをリフレッシュするために図書館へやってきました。
「本の虫」のリセは本を読んでいる時間はとても幸せなものなのですが・・

息子・パンチ 「この支配から卒業しようぜ!」

パパ・パンチ「息子よ、普段よりさらにユニークな顔になってるぞ」

パンチ家の息子になぜか愚痴を聞かされる羽目になりました・・。

ついでに息子・パンチことイーサン・パンチとおしゃべりをしてみると
同じ特質を持った者同士ということが分りました。

これって運命の出会・・

リセ「(もう3割でもいいから男前だったらよかったのにな・・)」

いい人そうなんだけね、息子・パンチ。いい人止まりかな・・。

とにかくこうしてリセのホルモンの変化による反抗的な1日がようやく終わったのですが・・

リオン「皿〜をあらいま・・うえっぷ!!」

最後の最後に(フリーウィルで)流しにトラップを仕掛けていたリセでした。

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2011/06/07
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2011/06/05
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